お客様の課題:HPへ書き込まれる迷惑コメント
「ホームページに迷惑コメントが書き込まれているので届かないようにして欲しい」とのご相談があり、対応させていただいた事例です。この迷惑コメントは、本来はホームページには表示されていないコメント欄に書き込みが行われるものです。ワードプレスのダッシュボードで確認することが出来ます。
課題の把握と原因究明
ワードプレスには元々、それぞれのページにコメント欄の機能が備わっています。通常はコメント欄への書き込みが行えないように非表示とすることが多いです。今回のお客様の場合もコメント欄は非表示の設定となっており、閲覧者からは見れない状態となっていました。ただ、この状態でもBotはコメント欄を見つけることが出来るため、悪さをする目的でコメントを書き込んでくることがあります。
コメントが届くこと自体は問題はありませんが、コメント内にあるURLをクリックしたりすると、成人向けサイトへ連れていかれたり、閲覧中のパソコンをウイルスに感染させるなどの悪さをします。パソコンを乗っ取ることで個人情報が盗まれる場合もあります。
ワードプレスの場合、特に注意しておきたいのは、ワードプレスの管理人としてログインしている間にURLを押すことで、管理者としてホームページにログインされることです。ワードプレスだけでなく、サーバーへもウイルスを仕掛けるなど、被害が広がりやすくなります。このような状況を引き起こさないためにも、ワードプレスに書き込まれた知らないURLはクリックしないことを徹底しておくと安心です。
コメントが書き込めないように改善する
今回もお客様はパソコンに苦手意識があり、つい押してしまうと嫌なので、コメントが書き込めないように変更して欲しいとの依頼でそのような仕様にリフォームさせていただきました。Botがコメントを書き込めない状態になったので、URLをうっかり押してしまうリスクも減らすことが出来ました。
ホームページの状態に異なる方法での対策が良い場合もあるため、事前にホームページの置かれた状態を確認してから作業すると安心です。